ソフトバンクアメリカ放題とアメリカ国内のスマホプランを比較

アメリカ在住者が、アメリカスマホプランとソフトバンクのアメリカ放題の両方を利用した経験から、アメリカ放題、アメリカの4大ネットワークとオススメ格安SIM会社のスマホプランを完全比較します。アメリカ放題の欠点とそれを補う方法も説明します。

ソフトバンクのアメリカ放題

アメリカの携帯電話会社と契約しなくても、アメリカで通話とデータ通信ができる方法があります。ソフトバンクのアメリカ放題です。

アメリカの4大ネットワークのうちの一つ、Sprintがソフトバンクの傘下であったことから、以前は「Sprintのネットワークで通信している限り、通話料・通信料無料」というプランでしたが、最近、AT&TやVerizonのネットワークと繋がっていても通信料・通話料無料になりました。

サービス利用料も無料になり、機種の縛りもなくなったので、ソフトバンクユーザーであれば誰でも、アメリカでスマホが使い放題です。

前は申し込みが必要だったけど、今は申し込みも不要になったよ。

デメリットは、自分のスマホは日本の電話番号のままなので、アメリカからの電話を受けるときは、相手に国際通話料がかかることです。また、日本のスマホがアメリカの電波を拾えなければ、通信できません。下の記事を参照ください。

アメリカで使える携帯電話 ～アメリカでバリ3（死語?）～

アメリカでも携帯電話は必需品。日本のスマホはアメリカでも使えるの？アメリカでスマホを買う必要があるの？アメリカにはどんな携帯電話会社があるの？どんなプランを選べばいい？そんな疑問にお答えします。前編。

www.research-fellow.com

2020.05.20

アメリカの電話番号を無料でGETする方法

アメリカの電話番号を付与されないアメリカ放題の弱点を解消するアプリがあります。”TextMe”というアプリです。

電話を発信する分には多少お金を払わなくてはいけなかったり、使用されていない期間が一定時間あると、勝手に電話番号を解約させられたりという制限はありますが、電話受信やSMS送受信するのは無料です。

ソフトバンクアメリカ放題＋TextMeは日本の携帯電話番号を維持しながら、アメリカの電話番号も取得でき、かつ通信料・通話料無料なので、ソフトバンクユーザーの方はこのオプションをご一考ください。

なお、アメリカ放題はいつ終わるかわからないサービスです。以前にも一度、終わることが発表されましたが、撤回された経緯があります。ご注意を。

アメリカで携帯電話を購入する

アメリカで携帯電話の購入を検討している人も多いと思います。アメリカのスマホは、日本よりもかなり安く購入することができます。

「使うのはアメリカにいるときだけで、日本に帰るときには処分する」と割り切っている方はいいですが、日本に帰ってからも使い続けようと考えている方は、以下の点にご留意ください。

アメリカでの携帯電話会社ネットワークの選び方

アメリカには4大ネットワークAT&T, Verizon, T-mobile, Splintと、その回線を利用した格安スマホ（MVNO）会社が多数あります。

チェックポイントは2つ

　①日本から持参したスマホで利用しますか？
　②居住エリアはどの辺りですか？

日本から持ってきたスマホを使う場合は、バンドが合わないと使えないので、下の記事で書いた内容を参考に、どのネットワークと相性がいいか見てみて下さい。

アメリカで使える携帯電話 ～アメリカでバリ3（死語?）～

アメリカでも携帯電話は必需品。日本のスマホはアメリカでも使えるの？アメリカでスマホを買う必要があるの？アメリカにはどんな携帯電話会社があるの？どんなプランを選べばいい？そんな疑問にお答えします。前編。

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2020.05.20

居住地、勤務地が都市部の場合はどこのネットワークでも問題ないですが、郊外になると、T-mobileとSprintは弱くなると言われているので、カバーエリアの広いAT&TかVerizonを選ぶとよいでしょう。

ソフトバンクのアメリカ放題を利用する場合は、どこのネットワークでも使えるのでどこへ行っても心配ないですが、スマホのバンドが対応していないと電波の掴みが悪くなるので、郊外で使うことが想定される場合は、iPhoneなどカバーするバンド数が多いスマホで契約しましょう。

アメリカでのスマホプランの選び方

現在、アメリカで主流のスマホ料金プランは、料金定額プランです。基本的には、国内通話料無料、SMS送受信無料、データ通信の違いと、付加サービスの違いでプラン料金に差がつきます。

①4大ネットワーク会社か、格安スマホ会社か

まずは、4大ネットワーク会社のプランを比較しましょう。ほとんどのプランは国内通話無料、データ通信無制限なので、比較対象は、1台契約、通信速度保証データ量ありのプランとしました。

つづいて格安スマホを見ておきましょう。

②カナダやメキシコによく行く

AT&T, T-mobile, Sprintはカナダ、メキシコでの通話無料です。

③日本によく電話をかける

H2O mobileは月10回まで日本への国際電話無料です。ソフトバンクアメリカ放題なら、無制限です。

④スマホのテザリングでインターネットをしたい

Unlimited plan、しかも5Gに対応したプランがいいと思います。SpectrumのUnlimitedは5Gも含めUnlimitedです。

契約にソーシャルセキュリティーナンバーはいるの？

AT&T, Verizon, T-mobile, Sprint, Spectrumはソーシャルセキュリティーナンバーが必要と書かれています。ない場合、あってもクレジットスコアが低い場合は、デポジットを要求されるか、Prepaid Planでないと契約できないかもしれません。（クレジットスコアについては別に記事にします。）

H2OモバイルとHanacellではソーシャルセキュリティーナンバーは必要ありません。

まとめ

ソフトバンク契約者であれば、アメリカ放題+TextMe。念のため、アメリカ放題が途中でなくなってもよいように、渡米前にSIMフリーにしておいてください。

データ通信量が多くなければH2O mobileが安いです。日本への通話無料もうれしいポイント。私もH2O mobileです。（妻はアメリカ放題。）

テザリングなどでデータ通信量が多くなりがちな人は、Unlimited Planがいいと思います。Spectrum mobileは5G含めて無制限なので候補になると思います。MVNOだからと言ってVerizonと比べて遅いという口コミも見当たりませんでした。

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