現地に下見に行きましょう

留学が正式決定するまでの期間は本当に様々です。プログラム開始の1年以上前から決まっている人もいれば、数か月前に駆け込みで決まる人もいます。

もし留学準備に余裕があるのなら、ぜひ下見に行ってください。実際暮らすと決まったら、住民の視点で街を観察することができるので、気づかなかったことにも気づくようになります。私の検討したポイントは…

  1. 留学先へのアクセスは?
  2. 現地の治安は?
  3. 学区はどうか?
  4. 賃貸の相場は?
  5. スーパーや病院は近くにあるか?

私は留学決定までにNYに二度訪れました。一度目は面接に、二度目は留学が決定してから再度下見に行きました。

実際にどんなことを検討したかお話しします。

留学先へのアクセス

私の職場はマンハッタン島のアッパーイーストにあり、Qラインが最寄りで、緑の4,5,6ラインも遠くはないですが、意外と歩きます。NYの冬は寒いので、地下鉄通勤の場合は、Qラインが最寄り、または乗り換えで行けるところ。

バスの場合は、おおよそ7ブロックごとに東西に走るバスがあるので、マンハッタン島の反対側はバスで通勤できる。

マンハッタン島の外から自転車等で通勤することも考えましたが、マンハッタン島に入る道(橋、トンネル)が少なく、職場からも距離があるので断念。

NYの30日乗り放題券は$167なので、この出費と通勤のために失われる時間を家賃と比較することにしました。

郊外に住む場合は車が必要なことが多いので、車の維持費と家賃のバランスを検討してください。

治安・学区・家賃

この3つの間には正相関があります。

アメリカはある意味、日本よりもお受験社会です。学歴と年収の相関が一番はっきりしているからです。

https://ourworldindata.org/returns-to-educationより

治安のいいところには、教育熱心なハイソな人が集まるため学校レベルが上がり、家賃が高くなります。

学校長が変わって学校のレベルが上がると、わざわざその学区に引っ越してくる人もいるくらいで、家賃が上がります。

教育熱心な人は学校や地域との関わりにも積極的なので、治安や学校レベルがあがるという好循環が生まれます。

「安心と教育はカネ(家賃)で買う」のです。

家賃相場の調べ方

NYにはエイブル、スターツ、REDAC, J-ONEなど日系不動産会社がありますが、アメリカの(少なくともNYの)不動産仲介会社は「同じデータベース」にアクセスして仲介するので、日本のように不動産会社によって扱っている物件が異なるということはありません。

そこで便利なのがStreatEasyです。NYの不動産市場に出ているほぼすべての物件情報にアクセスできます。

まず地域やベッドルーム数などを入力して検索します。

そうすると検索結果が表示されます。

学校の調べ方

親たるもの、子息はなるべく良い学校に入れたいもの。NYでは各学校の成績が公開されています。https://tools.nycenet.edu/dashboard/

この学校の生徒はヒスパニック系が多く、成績はかなり悪かったのが近年、急に改善していることが分かります。

この学校は白人系が多く、成績は常に上位にランクされています。

ニューヨークの公立学校(5歳(Kindergarten)~)および4歳(Pre-K)と一部地域の3歳クラスは完全無料ですが、校区があるので、その校区に住まなくては基本的に通えません。(成績の良い学校ほどその傾向があります。)

校区はこちらのリンクから調べることができます。http://schoolzones.us/nyc/

赤の点が公立学校で、黒枠内がその学校の校区です。この校区内に住んでいる子どもは優先的に入れます。

ここで示しした公立校以外にCharter SchoolやG&Tクラスなど別タイプの学校・クラスもあります。NYの公立校のシステムについては別の記事で説明します。

スーパーマーケットや病院など

日本食の買えるスーパーや日本語の通じる病院など調べておくとよいでしょう。郊外に住む場合は、車が必要かどうかも含めて調査しておきましょう。

まとめ

私は下見でNYに行ったときに紹介された部屋に契約しました。職場に徒歩圏内、学区もよく、値段も手ごろだったので即決しました。しかも日本にいながら契約を進めることができたので、NY到着日から部屋を使うことができました。

短い留学期間です。有意義な時間にするためにも下調べは欠かせません。

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